![]() 『ピナ・バウシュ 夢の教室』 これはダンスというのか 芝居というのか これほどまでに感情、欲望、孤独を 肉体が体現している瞬間はない 最近よく思うのです、 どこか肉体を離れたところで生まれる直感を 押し殺してコントロールするのが理性だとして その引き出し奥に閉じ込められた どろどろして形を自在に変える怪物のような 激動の感情は いったいどこへいくのだろう 自分をはじめ、多くの人が その普段飼いならしていると思い込んだ怪物が ほんとうは支配できないことを知っている その葛藤が人を苦しめて体・心を蝕むのだと さらに大きな力で抑えつけようとせずに 解放してごらん 見つめてごらん ぶつけてごらん そう言っているようなピナの舞台 心も体も 切り離せるもんじゃない 狂気があるから人に優しくできるんだろう 強くも弱くも そのままでいい そう誰かの背中を押せるようになれたら・・ ![]() 桜が散ったらすぐに夏日 もう陽射しも夏仕様 今年の春は、 もしかしたら今までで一番 穏やかに過ごしているかもしれない 心苦しくもなく 惚けるでもなく どこか大きな懐に繋がっているような感覚 心と体に 少しゆとりがあれば きちんと感謝できる 心も体も 何処に行ったかわからなくなるまで無理をしなくていい 大切にしたいなら 手放すこともひとつの選択 荷を軽くして次の季節へ ![]() 蕾がふっくら色づく頃 このところは、会う人の言葉にも 映画の台詞にも 本のメッセージにも 思わず書き留めたくなるようなはっとする言葉との出会いが多く 心の収まりどころが違うと こんなにも響き方が違うのかと驚く日々です 青空の中に一瞬降り注ぐ時雨のように 言葉が舞い降りてくるような できるだけ優しくありたい この場所にも ほんの少しの時間を過ごす人にも 苦手なものにも 自分にも 手のひらで蕾をあたためるように ![]() いつからか 窓際に異常な執着がある 雨粒がきらきら光る様も 白く ほんのり透かされた景色も 穏やかに すべてを平等に暖める日差しも 窓から見える営みを 憧れるように眺めてる ![]() 一息吸う毎に季節は移ろいでゆく さよならの季節を前に まるで空に石を投げつけるような 空虚な問答を繰り返している 澄みきった終わりのない青は いつもわたしを不安にする
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